北沢俊美防衛相は20日、山口県岩国市に福田良彦市長を訪れ、在日米軍再編に伴う岩国基地(同市)への空母艦載機移駐計画について、「計画の変更を地元にお願いしたことはない」などと述べ、前政権が決めた移駐方針に変更がないとの考えを伝えた。
福田市長は「『米軍再編見直し』を掲げた民主のマニフェスト(政権公約)を受け、岩国基地の計画変更に期待した市民も多く、地元に混乱を与えた政府の責任は大きい」と苦言を呈した。北沢防衛相は住民との対話集会で、移駐に伴い米軍住宅の建設が計画されている地域の用地取得費を来年度予算案に計上した経緯などを説明した。
岩国基地は、在日米軍再編に伴い、厚木基地(神奈川県)から米空母艦載機部隊59機を平成26年までに移駐させる計画で日米両政府が18年に合意した。
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